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Author:HAKASE
北海道札幌市に生息中。「HAKASE」は子供の頃の愛称。何事にも超ドM的に取り組んでいます。技術士(農業部門)。フライフィッシング、B級グルメほか研究テーマ募集中!研究員も募集中です。

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HAKASEの研究室
超ドM的こだわりの世界へようこそ!
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バイオガスプラント視察
久し振りに十勝管内へ仕事に行く。バイオガスプラントの実践事例に関する調査が今回の目的である。バイオガスというのは家畜のふん尿などの有機性残渣を嫌気性はっ酵させて発生させたメタンガスのこと。これを生産するための施設がバイオガスプラントである。鹿追町には町内の一部地域で発生する家畜ふん尿を一ヶ所に集めてバイオガス生産を行っている。施設内には大きなタンクが設置されている。


発生したバイオガスを燃料として発電を行い、施設内で利用する他、余剰分は売電を行っている。1日の発電量は一般家庭約450戸分の電力に相当するとのこと。また、電力だけでなく、バイオガスも自動車燃料等として利用している。バイオガス発電の大きなメリットは時間や季節を問わず安定的な電力供給が可能なこと。太陽光発電とは違って出力も大きい。
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先ほどのタンクを上から見たもの。この中には消化液といってバイオガスを生産した後に出る廃液が貯蔵されている。見た目と違って悪臭はほとんどしないが、これも嫌気性はっ酵のメリットである。この消化液は肥料として町内の農家で利用されているが、冬場には畑に散布ができない。このためこのような大きなタンクで貯蔵する必要がある。ちなみにこの施設にはこうした巨大なタンクが3つもある。
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続いて隣の士幌町に行く。士幌町は集中型の施設ではなく、酪農家7戸の敷地内に小規模なバイオガスプラントを設置している。その大きな目的は悪臭の防止など環境負荷の軽減にある。もちろんバイオガス発電による売電も行っているが、バイオガスによる収益追求というよりは家畜ふん尿処理をどうするかといった酪農家目線で行っているとのこと。集中型の施設とは違う発想で取り組んでいる点で興味深かった。
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視察も終了し、昼は士幌牛のステーキを食べる。柔らかくてとてもおいしい。ちなみにここの牛は乳用種のオス牛を道東各地から集めて大規模肥育したものであり、肉資源の有効活用といった形で行われている。もし、TPPで牛肉関税がゼロになると競合する米国産や豪州産の牛肉と価格的に対抗できなくなることが想定されるが、これは肉牛農家だけの問題ではなくて酪農家も含めた大きな問題となる。再生可能エネルギーや環境問題など農業や地域振興のために現場では様々な努力をしているが、それが切り捨てられることがあってはならないと改めて思うのである。
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浜益川サケ有効利用調査~事前調査~
河川内でサケを釣るのは基本的にご法度であるが、一部の河川では許可制(有料)という形で河川内でのサケ釣りが認められている。石狩市の浜益川のサケ有効利用調査もその一つである。かつては毎年のように通っていたが、あまりのマナーの悪さに嫌気がさしてすっかり足が遠のいていた。ただ最近になってマナーも良くなってきたとの情報もあり、8年振りに行ってみることにした。今シーズンは3回券を申し込んだが、9月6日~9月11日は事前調査といって回数にカウントされずにサケ釣りを楽しむことができる。モノは試しに8日の午前6時頃に札幌を出発して浜益川へと向かう。
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午前7時10分頃に現地到着。札幌からとても近いこともあってすでに河口付近はたくさんの釣人で満員御礼。それより私の興味と関心は調査実施区間の最上流部である浜中橋から下流200メートル区間がキャッチ&リリース区間となっていること。この区間で釣った魚の持ち帰りは禁止となっているが、できれば川サケを持って帰りたくない自分としては非常にありがたい設定。8年前にはこういう設定は無かったが、しばらく来ていないうちに色々な改善がされていることを実感する。


堰堤の下にはたくさんのサケが泳いでいるのが見える。開始直後に60cmオーバーのオスがいきなりヒット。フライが口にかかっており難なくあがってくる。これは幸先が良いスタートということでリリース後、さらにキャスティングを繰り返す。
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しかし、その後は口を使うことも無く、スレがかりが多くなってきた。魚体の上をラインがクロスするとかなりの確率で背ビレに引っかかってしまう。たまりには魚がたくさん集まっているのでスレを避けるのが難しい。おまけにスレがかりのサケは体力が弱まることを知らない。1匹あげるのに10分以上を費やしてしまう。
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3匹目にかかった魚はまったくあがってくる気配がない。そのうちにものすごい勢いで下流に走り始め、私も一緒に下流へと走る。もう釣りをしているというよりはサケに翻弄されているといった感じ。その正体は70cmオーバーのオス。そしてこの直後に悲劇が起こった。

4匹目またもやスレがかり、早く針を外してこの場を撤退しようと強引にロッドでサケを引き寄せる。ロッドが弓なりになった状態で針を外そうとサケに近付いた瞬間に急反転、ロッドがバキッと大きな音を立てて折れた。魚はそのまま逃げて行き、私の手元には折れたロッドが転がっている。この日に限って予備のロッドを持ってきておらず、ここでゲームセットとなった。
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折れた場所は2本目の真ん中あたり。本当にパキッという感じで折れている。前回のカラフトマス釣りで大活躍した8番のスイッチロッドであるが、これほどあっけなく折れるとはしばし呆然といった感じ。とりあえずスレがかりには要注意ということだろうか。幸先が良いと思いきや、8年振りの浜益川は波乱の幕開けとなったようである。
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中山小屋
8月31日から9月1日で中山小屋の管理に行くことになった。私が所属していた大学山岳部が学校側からここの管理を委託されているのだが、この日は現役学生の都合がつかないとのこと。今回は長男も同行することとし、13時30分に雨模様の札幌を出発、国道230号線の中山峠付近からゲートを開けて旧国道へと入る。


旧国道を2キロメートルほど進むと薪と看板が置かれているところに到着する。ここが中山小屋の目印になる。車を停めて100mほど小道を下ると中山小屋にたどり着く。
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小屋に入って最初の仕事は雨戸を開けて光を入れること。その次はストーブに火を付けることである。ダンボール紙と細い木で少しづつ火を大きくしながら、大きな薪に火がつけば成功である。何度か失敗しながらやっとのことで大きな薪に火がついた。
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ちなみに中山小屋には電気が通っていない。秋の日暮れは早いので暗くなる前にランプの火を灯すという作業が必要である。簡単そうに見えてランプの扱い方にはちょっとしたコツがある。芯は外に出さずに気化させて燃やすこと。そうしなければ芯があっという間に燃え尽きてしまう。また、ホヤから出る熱はとても熱いのでランプ上部の針金部分は絶対に持たないこと。普通の人間なら熱くて持っていられずほぼ100%下に落としてしまう。必ず横の針金部分を持たなければならない。
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中山小屋の中には井戸がある。沢水を引いた簡易なものであり、煮沸して飲用に使える。もちろん何とかというお化けの類は出ないので心配はいらない。最近、型枠をヒノキで新しく作り直したようだ。
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作業が一段落して夕食の時間にする。中山小屋には調理用にプロパンガスのコンロが設置されている。今回は手抜きして、パックご飯とレトルトカレーと惣菜コーナーで買った餃子で「ぎょうざカレー」を作る。さすがにパックご飯×2=400グラムは量が多い。長男とともに苦しみながらの完食。
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食べて横になっているうちに眠くなり午後8時頃に寝てしまった。時々、寒さで目が覚める。眠い目をこすりながらストーブに薪を入れ、火を絶やさないようにする。こうしたことを何度か繰り返しているうちに空が明るくなってきた。
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翌朝にはほとんどのランプは灯油が尽きて消えている。ランプに灯油を入れ、ホヤを磨き、芯の焦げた部分をハサミで切る。こうして次に来る人がすぐに使えるように準備をしておくのである。
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昨日使った分の薪を外の薪置き場から小屋内に運んでおく。こうすると薪が乾いて火もつきやすくなる。また、点火用の焚き付けが無くなったので、薪をマサカリで細く割って焚き付けを作る。長男も要領を得たようで順調に薪を割っていく。
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天気が良ければ近くの庚申草山に登る予定だったが、このまま雨が続きそうなので早めに札幌に帰ることにする。軽く朝食をとって小屋の中を片付け始める。
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最後に小屋内の清掃を行う。床をホウキで掃いて、最後に水拭きである。こういう掃除の仕方は小学校以来であり、とても懐かしい。
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午前9時に中山小屋を後にする。ちなみに中山小屋は6月上旬から10月下旬までの土・日曜日には管理人がいるので誰でも利用が可能。利用希望者は北海学園大学学生部へ電話で事前に連絡すれば簡単に手続きができる。

現役時代は年に何度もここに来ていたものだが、ここしばらくは来る機会が無く、今回は15年振りに、それも長男とともに訪れる形となった。そして長男もまた自分が初めてここに来た年齢になろうとしている。最近すっかり登山の世界から遠ざかってしまったが、ここが自分を育ててくれたもう一つの教室であることは間違いのない事実であるように思う。
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