
東京出張の最終日、愛宕神社周辺を散策してみた。
愛宕神社の正面の石段は、「出世の階段」と呼ばれている。かなり急な登りで、数えてみると86段あった。昔、この石段を馬で登った人がいるらしいが、これは登るよりも下る方が大変だ。
愛宕大権現で参拝し、NHK放送博物館の横にある遊歩道伝いに歩いてみることにする。
この遊歩道は、森フォレストタワーの横を抜け、青松寺へと続いている。ビルの谷間にお墓があったり、ここもまた不思議な感じがするところだ。
帰りは愛宕トンネルを通って虎ノ門方面へ抜ける。朝の気持ちの良い風がトンネルを吹き抜けていった。

「出世の階段」は地上部分が最初の1段目。本当に馬で登れるのかな?

NHKから青松寺に至る遊歩道。途中にエレベーターがある。

森フォレストタワーのすぐ下にあるお墓。表通りからは見えない。

青松寺正門と森フォレストタワー。フレームぎりぎりの構図。

飛行機という乗り物があまり好きな方ではない。
狭いところが大の苦手なのである。いわゆる閉所恐怖症というヤツかもしれない。
混雑時には、真ん中の席になることがある。体の自由を奪われることがものすごく苦痛なのだ。
こういう場合、日本経済新聞の難解な記事を読み、意図的に眠くなる環境を作り出すよう努めているのだが、先日、両側を女性に挟まれてしまい、落ち着かないばかりか、眠くもならない。
仕方ないので、非常用設備の使い方や機内アナウンスをじっくり聞いてみることにした。
いつも救命胴衣の付け方をビデオでやっているけど、座席の下のどこにあるんだろうか?何もないぞ!もし海に着陸した場合、救命胴衣を探している間に溺れる人多数。
ちなみに非常口の滑り台は浮き具(いわゆるボート)になるそうだ。でも、船外機もオールもないということは、海上を何日間もひたすら漂流する可能性大。こっちの方がかなり不幸かも。
また、お子様の救命胴衣は乗務員が配りますといっているが、墜落寸前の状態で、さらにダッチロールしていたら、あんた本当に配れるんかい!
また、機体が風で揺れている時、「ただ今、気流の関係で揺れておりますが、飛行には影響がありません」とのアナウンスが入る。あのー、乗客が気になっているのは飛行に影響があるかどうかじゃなくて、機体に影響があるのかどうかじゃないの?風で翼とか折れるんじゃないかとか…。
そしてお待ちかねの「皆様、羽田空港に着陸いたしました」のアナウンスが入る。
これ、みんな気が付いていると思うけど、絶対に「無事、着陸いたしました」って言わないよね。
もし無事とか言うと「操縦しているあんた、もしかして降りる自信なかったんかい」と言われかねないというわけだ。でも内心無事で良かったーと思っているパイロットもいたりして…。
それにしても、スッと降りるパイロットもいれば、「ドカッ!バキッ!」という衝撃とともに降りるパイロットもいる。一体この違いは何なのだろう。こんな時にこそ機内アナウンスで「ただ今、物凄い音とともに着陸いたしましたが、機体には全く影響がありません…」とやさしく語りかけて欲しいものだ。
以上、くだらないことを考えているうちに目的地に到着。羽田〜千歳間の1時間半という時間は、自分にとって楽しいものではないけれど、面白いものはまだまだたくさんありそうだ。

コップ穴から撮った自分の靴。何やってるんだ、俺。

東京出張の際、仕事の合間のわずかな空き時間を利用して千鳥ヶ淵周辺を散策してみた。
千鳥ヶ淵は皇居の西側に位置する濠の周辺であり、桜の名所でもある。遊歩道の桜はまだ咲いていないので、近くにある「千鳥ヶ淵戦没者墓苑」に行ってみた。
ここには戦時中における無名戦没者が眠っているとのこと。先の大戦では240万人もの日本人が海外で亡くなったのだという。ここに眠る人達のお陰で今の自分達がいることを実感する。六角堂で献花し、合掌。苑内には紅梅が咲いていた。
ここから靖国神社の方向に歩いていくと「農林水産省三番町分庁舎」がある。
ここは明治期の政治家「山県有朋」の邸宅があった場所らしい。その後、農商務省大臣官邸となった後、現在は農林水産省の会議室として使われている。立派な庭付きの会議室というのも面白い。池には鯉がのんびりと泳いでいた。
さらに靖国神社に向かって歩くと、濠の向こうに日本武道館が見えてくる。屋根のてっぺんには「ぎぼし」という玉ねぎに似た装飾物がある。爆風スランプの名曲「大きな玉ねぎの下で」は日本武道館のことを指しているというのは有名な話だが、うちの若手が言うには「肉まん」に似ているとのこと。なるほど確かに「肉まん」に見えないこともない。
3月下旬には、きっとこの辺りは桜が咲き乱れていることだろう。都会の喧騒の中、ほんの少しの間だったが、千鳥ヶ淵周辺の風景は私の心を癒してくれた。

「千鳥ヶ淵戦没者墓苑」の紅梅。まだ咲き始めの頃。

遊歩道には桜ではなく、椿が咲いていた。

「農林水産省三番町分庁舎」の庭。手入れが行き届いた日本庭園である。

濠の向こうに「日本武道館」が見える。屋根の上には金色の「玉ねぎ」が光る。

飲み会が終わった後、歩いて帰るのが好きである。
人間の行動というのは、普段、何らかの目的を持っているものだが、飲んだ後の帰り道というのは、家へ帰るという目的以外の目的は無いことが多いので、心理的に解放された状態になっている。
また、アルコールが入ってくると、普段カメラを向けないものまで、何気なく写すことができる。これを私は「酔拳」ではなく、「酔写」と呼んでいる。
そんなわけで、東京出張の際、銀座からホテルのある虎ノ門まで、自分が見たものを撮りながら歩いてみた。結果は当然、手ブレと露出不足だらけ。だけどこれがまた楽しいのだ。
写真家の荒木経惟は、「写真は心のピントが合っていることが大切」と言っていた。
今のカメラは、カメラがピントを合わせてくれるが、心のピントは人が合わせるしかないのだそうだ。真面目に写真を撮るのって本当に難しいけれども、撮って楽しい写真は同時にいい写真であることも多いような気がする。





北海道にはたくさんのナチュラルチーズがある。
ナチュラルチーズはプロセスチーズと違って常に発酵が進んでいるチーズのことで、ゴーダやチェダーなどのハード系とカマンベールなどのソフト系に大別される。
私が今まで食べたチーズの中で最高にランクされるチーズは、ソフト系では、後志管内共和町にあるクレイルの「オイコミ」というサンポーラン系のチーズ。いわゆる丸型ではなく、四角い形をしているのが特徴の深い味わいのチーズだ。
ハード系の場合、そのまま食べるのもいいが、やはり料理して食べた方がいい。
一番好きなのは、「ラクレット」である。茹でたジャガイモに溶かした「ラクレット」というチーズをかけて食べるもので、先日、東京へ出張した際、銀座6丁目のコリドー街にある「十勝屋」というお店で食べる機会があった。
この料理、チーズの塩加減とジャガイモの食感の取り合わせが良く、ビールやワインと良く合うのだ。また、この店には十勝の地ビールも置いてあり、東京で北海道十勝管内の味覚に出会えたことにとても満足だった。
北海道にはこの他にも様々なナチュラルチーズがあり、今後もさらに色々なチーズが出てくると思う。チーズが好きな私としては、こうしたおいしいチーズを見つけていくのも楽しみだけど、本当は飲む方が楽しみだったりして・・・。

先日、娘の部屋のクロスを張り替えたが、今日は最後の仕上げということで、「巾木」の取り付けを行った。
巾木というのは、壁と床の境目の部分に付ける細長い板のことであり、壁の隙間を埋めたり、掃除機がぶつかって壁に傷が付くのを防ぐ効果がある。
今回の手順は下記の通りである。
(1)ホームセンターで買ってきた巾木を部屋のサイズに切っていく。1mm単位まで正確に図って切らないと、うまくはまらないので注意が必要。
(2)巾木の裏に接着剤を付ける。今回使用したのは「セメダインSG−1]」という接着剤。結構多用途に使える。
(3)巾木を壁に付けた後、隠し釘で約45cm間隔でとめていく。この釘は頭にプラスチックが付いており、打ち付けた後に軽く横から叩くと頭の部分が取れ、釘を打ったところが見えない仕組みになっている。
本日の作業は1時間位で終了。難しかった点として、隠し釘は真っ直ぐ打たないと途中で頭が取れてしまう。これを抜いたり、打ち直したりが結構大変だった。
正月から続いていた娘の部屋のリフォームはこれで完結。ふぅー、疲れた・・・。

これが隠し釘。プラスチックの部分を横から叩くとポロリと取れる。

巾木を取り付ける前の状態。壁と床の境目に若干隙間がある。

巾木を取り付けた後の状態。まだ隠し釘の頭は折っていない。

これで娘の部屋が完成。いいなー。自分もマイルームが欲しいぞ!

最近、仕事が忙しい。毎週2〜3泊の頻度で東京出張である。
当然のことだが、仕事は組織として行うもの。自分の意思だけでどうなるものではない。また、失敗もあれば、思い通りにいかないことも多い。
そんな中で、以前、仕事関係の方にネクタイをプレゼントされたことを思い出した。
その方は「一度締めたものだけど、良かったら…」といって、そのネクタイを私にくれたのである。
ネクタイのことはあまり良くわからない私でも、そのネクタイが高価なものであることはすぐにわかった。そして、なぜ、これを自分にくれたのだろうかと不思議に思った。
そのネクタイを良く見ると、そこにはたくさんの牛の模様が並んでいた。
なぜ牛なのか?多少のことでは動じない態度、それでいて繊細であり、さらに人懐っこくもあり、その一方で敵に対しては敢然と立ち向かう。様々な側面を使い分ける牛という動物は、実にすごいヤツなのだ。
その方は、普段の自分の仕事振り(失敗振り)を見ていて、何か気になるところがあったのだと思う。もっと牛のように仕事をせよという意味で、このネクタイをくれたのだとすれば、なかなか粋なことをする人である。
仕事がつらいとき、このネクタイを締めると身が引き締まる。あの時、私はネクタイよりも大きなもの(=元気)をもらったことに気が付いた。

仕事用のバッグにこだわりを持っている人は多いと思う。自分もその一人である。しかし、単なるビジネス用のバッグではつまらないと思っていた。そして機能性を追及した結果、リュック型が一番良いという結論に達し、5年間このバッグを使い続けている。
一見大きく見えるらしく、「一体何が入っているの?」と聞かれることが多い。学生時代に登山をやっていた頃のクセというか、如何なる状況においても対応ができるよう、色々なアイテムをこのバッグに入れて持ち歩いているのである。(やっぱり俺って変かも?)
そんなわけで、片付けがてらに改めてバッグの中身をひっくり返してみた。
まず、弁当と水筒である。仕事はスタミナが基本。よって食料=仕事。空腹では全然仕事にならない。結構大食いなので、弁当箱はもちろん二段型。ちくしょう、すごく重たいぞ!
また、折り畳み傘を常に持ち歩いている。糸が解けたり、骨が曲がったりしても、徹底的に修理して使っている。この傘は急に雨が降った時など本当に重宝するのだ。
単三型マグライトも手放せない。以前、ビル内での停電時、足元を照らすのにとても役立った。しかし「何でアイツはいつもあんな物持ち歩いているんだ?」と逆に怪訝な目で見られたことはいうまでもない。
その他にも、「非常用パック」の中には、精密ドライバー、綿棒、安全ピン、絆創膏、電子辞書、のし袋、割り箸、耳栓、輪ゴムなど、いざという時に役立つグッズがたくさん入っている。しかし、いざという機会がほとんどないので、使っていないものが大半だ。
さらに、全然読んでいない松下幸之助の本や集会で使った鉢巻など、「何でこんなものが!?」と思うものまであったりする。
ある人曰く「まるでドラえもんのポケットだね…」。それならいいが、これからもまだまだ増えそうなアイテムに不安な今日この頃である。

弁当を食べると帰りはバッグがかなり軽くなる。サーモスの水筒は夏も冬も大活躍。

入社当時から使っているカシオの電卓。傘の袋は無くなっている。

非常用パックの中身。ちなみに小型のハサミは飛行場の保安検査で高確率で引っかかる。

スケジュールを書き込むノートは毎年同じもの。すでに10年以上使っている。

「要求実現」の鉢巻はどんな局面でも使えそう。緑色の布袋には「のど飴」が入っている。

東京出張の際、珍しい料理をいただく機会があった。
場所は、港区虎ノ門にある洋風家庭料理「一枚皿」というお店。真っ先に目に入ったのは「カエルの唐揚げ」というメニュー。「本当に食うのかよー!」とカエルが嫌いらしいIさんからの中止勧告を無視して早速注文してみた。
30分ほどして出てきた料理は「鳥の唐揚げ」とほとんど変わらず、カエルだといわなければわからないほど。恐る恐る食べてみる。味は非常に淡白で、少し香辛料が効いている。食べているのは足の部分だと思うが、骨と肉がほぼ半々であり、肉の量はそれほど多くない。初めて食べた「両生類」の味覚だった。
現在、世界で流通しているカエル肉の80%は台湾産であり、フランスでは高級食材になっているとのこと。ちなみに、日本にも食用ガエルが生息しているが、これはアメリカ原産のウシガエルという種類であり、養殖していたものが逃げ出して、日本各地で繁殖している。Iさん曰く「ブォーッ」と本当に牛のような声で鳴くのだそうだ。
酒を飲みながらのカエル談義が進むうちに、Iさんが子供のころ、食用ガエルを捕まえて業者に1匹50円で買い取ってもらい、自分の小遣いにしていたことが判明した。なるほど、過去にカエルから経済的な恩恵を受けていたので、食べるなんてもってのほかということだったのか…。
聞くところによると、カエルなどの両生類は、オゾン層破壊などの環境変化に最も弱い動物らしい。カエル料理が成り立っているということは、今のところはカエルが生息できる地球環境が保たれているということでもある。
一皿の料理から、いろいろな方向へ話が弾むのもいいものだ。






