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Author:HAKASE
北海道札幌市に生息中。「HAKASE」は子供の頃の愛称。何事にも超ドM的に取り組んでいます。技術士(農業部門)。フライフィッシング、B級グルメほか研究テーマ募集中!研究員も募集中です。

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HAKASEの研究室
超ドM的こだわりの世界へようこそ!
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水飲み鳥
「水飲み鳥」というおもちゃをご存じだろうか。私が子供の頃、家に置いてあったのを覚えている。ふと思い出してネットで調べてみると格安で売られていたので買ってみることにした。それにしてもこの「水飲み鳥」はただのおもちゃではない。物理の法則が満載の侮れない代物なのだ。


本体はガラス製。頭と尻の部分が膨らんでいて、これが細い管でつながっている。これが振り子のように動くようになっている。尻の方にある液体が頭の方に管を通って移動していき、頭が重くなると水を飲む。これを繰り返すのである。
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本体の中には着色された揮発性の液体が入っており、これが蒸発と凝結を繰り返すことで水を飲む動きが発生する。なぜ、こういうことが起きるのか、ここで物理の法則が出てくる。
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揮発性の液体を凝結させるポイントが頭の部分にある。頭が濡れるとその蒸発によって頭の温度が下がり(蒸発熱)、それと同時に頭の内部の気圧も下がる(理想気体の状態方程式)。このため液体は気圧の低くなった頭の方に向かって管を移動していく。いわゆる温度差がこのような動きを作りだしているのである。
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単純に見えて、その仕組みはかなり複雑。誰が考えたのかわからないが、よく思いついたものである。我々の日常には物理や化学の原理を利用したものがたくさんある。あらためて身の回りにあるものに関心をもつことが大切なように思う。
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金比羅火口災害遺構散策路
洞爺湖に来たついでに「金比羅火口災害遺構散策路」を歩いてみることにした。ここは平成12年の有珠山噴火で破壊された建物等がそのまま残されている。


かつて「やすらぎの家」という温泉施設だったが、噴火の影響で見る影も無く破壊されている。
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建物内には泥流が流れ込んだ跡がある。自然の猛威にはただ驚くばかりである。
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泥流とともに上流から150mも流されてきた「木の実橋」が無残な姿をさらしている。火山噴火とはいったいどれほどのパワーがあるのだろう。
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被害を受けた「桜ヶ丘団地」の建物も当時のまま残されている。1階部分は泥流に埋もれたままになっている。
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1階部分が壊れているのは流れてきた「木の実橋」がぶつかったことによるもの。本当に恐ろしいパワーである。
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実際に噴火の被害を受けた場所をそのままの状態で保存しており、その事実だけが醸し出すインパクトは非常に強烈である。普段は意識することのない自然の猛威を実感することができた。
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春を探しに
5日、カミさんの実家の倶知安町へ行く。毎年この時期は羊蹄山をぐるり一周ドライブするのが恒例である。山麓には春を感じさせる自然に溢れている。


山麓のあちこちに湧水がある。京極の吹き出し公園が有名だが、地図を見ながらひっそりと佇む湧水ポイントを探すのも楽しみの一つなのだ。
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エゾノリュウキンカの花が咲いていた。この時期にして最高の被写体であり、つい何枚も撮らされてしまう。別名はヤチブキ。フキに似た葉はおひたしにして食べるととてもおいしい。
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ご存じフキノトウである。花が開く前であれば天ぷらにするとおいしい。この状態ではちょっと無理。
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雪の上にカエルの卵を発見した。どこか近くにカエルが潜んでいるのだろう。
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湧水の落ち葉の下を探してみる。たくさんのカエルが水底に隠れていた。
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卵の親のエゾアカガエルである。こいつの姿を見ると春の訪れを感じさせる。
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帰りに真狩村で湧水を汲んでいく。これで落したコーヒーは格別。やっぱり田舎は最高である。
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国立科学博物館・常設展示
特別展を出た後は常設展示を見に行く。まずは地球館1階から。地球上の色々な生物の標本を展示している。このフロアだけでも見るのにかなりの時間がかかる。
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昨年2月に亡くなった動物学者・千石正一氏のコレクションが展示されていた。世界各国で採集した爬虫両生類の標本は8000点にのぼるとのこと。何事であれ好きな道に徹することの素晴らしさが伝わってくる。


2階に展示されているゼロ戦。ラバウルの海中から引き揚げられたもので偵察用に改造されている。当時の日本の航空技術の高さがうかがえる。
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九元連立方程式求解機。見ての通り木製である。なぜこれで計算ができるのかさっぱりわからないが、当時これを作った人はきっとすごい人だったのだろう。
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3階の「たんけん広場」は自然の中で生物がどのように暮らしているかを知ることができる。ただ、こういうのは屋内ではなくて実際の自然の中で学ぶのが本来の姿ではある。
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同じ3階にある世界の動物の剥製展示。これだけの規模の展示は見たことがない。
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地下1階に移動。子供たちが好きな恐竜の骨格標本の展示。これはディノニクスの丸焼きではなくて、様々な角度から骨格を見ることができるというもの。
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ティラノサウルスなどの大型肉食恐竜の骨格標本も展示されている。
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地球館の後は日本館へと移動する。日本の自然科学に関する展示がある。右下は滋賀県で発見された日本最大の田上隕石。重量は173.9kgもある。
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2階の展示。手前の白い犬が秋田犬ハチの剥製。忠犬としてドラマや物語の主人公になっている。後方右側は樺太犬ジロの剥製。こちらも映画「南極物語」で有名である。
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3階のフタバスズキリュウの骨格標本。ここで全ての見学を終了し、日本館地下のミュージアムショップでお土産を買う。予想はしていたが息子達にとって興味深い展示内容が多かったためかなりの時間を要することになった。ふらふらになりながら科博を後にして上野駅へと向かった。
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国立科学博物館特別展「グレートジャーニー人類の旅」
東京旅行の最終日、国立科学博物館をじっくりを見学することにした。はじめに特別展の「グレートジャーニー人類の旅」を見ることにする。その昔、アフリカで誕生した人類が世界各地へと散らばっていき、それぞれの文化や生活を形成していったのであるが、今回の展示はその人類拡散の行程(グレートジャーニー)を自分の足で踏破した関野吉晴氏の貴重な記録である。入場料は大人1500円、小中高生600円となっており、この料金で常設展も見ることができる。


ジャガイモは南米のアンデスが原産地。北海道の馬鈴しょもその原種はアンデスから伝わってきたものなのである。
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南米のウィンチリ村では鉄製の丈夫な橋ができた現在でも村人は年に1度こうした縄で作った橋の架け替えを行っているという。その理由は村人が助け合う気持ちを忘れないためにこうした橋を作り続けているとのこと。

また、先住民族のヤマノミ族は狩りで獲物を獲っても決して自慢しない。自慢しないから誰も負い目を感じないで済む。また、たくさん持っているなら分け与えるのがこの人達の「あたりまえ」なのである。
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極地に住む人たちはクジラやアザラシを獲って生活している。この銛は先が抜ける仕組みであり、獲物の体に刺さると体に留まるようになっている。また、若い猟師達は獲物を取るための知恵を持つ年老いた猟師を大切にしているとのこと。
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砂漠の旅では皮製の水入れが重宝するらしい。皮から浸み出した水が蒸発する時に発生する気化熱で中の水が冷たい状態で維持されるからだ。普段あたり前に冷蔵庫を使っている我々には想像もつかない。
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関野氏が日本人のルーツをたどる際に使用した「縄文号」の実物。まずはこの船を作るための道具作りから始めたらしい。この丸木舟でインドネシアから石垣島まで旅をしたというのだから驚きである。
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人類最古のアファール猿人の復元模型。ちなみにモデルはナインティナインの岡村隆史がモデルになっているとのこと。岡村起用の理由は単にサルに似ているだけではなく、彼の表情や表現力の豊かさにあるらしい。

なかなか見どころ満載の特別展。現在の日本人が忘れていることを間接的に伝えてくれる素晴らしい展示であるように感じた。
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