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詐欺師の心理
振り込め詐欺の被害が1日1億円に上るというニュースを見て心が痛む。
だまされるのはほとんどがお年寄りだという。人のやさしさにつけ込む卑劣な犯罪であり、こういうことをする奴は万死に値すると思っている。かくいう私も振り込め詐欺ではないが、かれこれ10年ほど前に詐欺に遭った経験がある。

仕事から夜遅く家に帰る途中だった。前から歩いてきた50〜60代の女性に道を尋ねられたのだ。

(女)「札幌駅まではあとどれ位ありますか?」
(私)「歩いたらここから1時間位かかりますよ」
(女)「旭川の神居から来たのですが、道がわからなくて・・・どうもありがとうございます。」
(私) 「遠いので気を付けて下さいね」
ここでその女性とは別れたのだが、その女性はすぐに私の後を追ってきた。
(女)「実はその…持ち合わせがなくて、いくらか(お金を)貸していただけないでしょうか?」

深夜に一人で札幌駅まで歩かなければならないこの人が本当にかわいそうだと思った。私は財布の中から2千円を取り出して女性に渡した。
「あとで必ず連絡しますから…」その女性は私の住所と電話番号を聞いてその場を去っていった。

家に帰ってふと思った。
それにしても、なぜこんな時間にこんな所をあの人は歩いていたのだろう。そういえば本当に持ち合わせがなかったのかは確認していない。それに、これから駅へ行ってもJRは走っていない。
冷静になって考えると何かがおかしい。

心配になって警察に電話してみた。電話に出た担当者の話はこうだった。
「ああ、それはいわゆる寸借詐欺というやつですね。ちょっと貸して下さいといってそのまま返さないというものです。良くいるんですよね。まあ、こういう人もいて社会というのは成り立っているわけだから。もし被害届を出すんだったら出してもいいんじゃないですか。」

だまされるお前もアホだと言わんばかりの話に聞こえた私は頭に来て電話を切った。
しかし、その後、その女性からは何の連絡もなかった。やはり警察の担当者のいうとおりだった。

恥ずかしながら、このときはじめて人の話を簡単に信じてはいけないんだなと思った。そして気がついた。人をだます奴というのは、だますことに何の罪悪感も感じていない。だから簡単にだますことができるのだということを。

あれから誰かに道で話しかけられても、無視するか、疑って聞くようになった。
振り込め詐欺のような犯罪が頻繁に起きるような社会は確実に荒んでいく。この状況、お金よりもっと大切なものを失っていることに気が付いてほしい。

社会・経済研究科 | 2008/10/02(木) 06:44 | Trackback:(0) | Comments:(0)
風の町・苫前町


「風の谷のナウシカ」というアニメ映画がある。
大戦争後の腐海に覆われた世界の中で、風力で生活する人々の姿と自然の大切さを描いた秀作である。

先日、出張で苫前町に行く機会があった。苫前町は風の強い町として知られており、丘の上に風力発電のプロペラがたくさん立っている。化石燃料を燃やさなくてもいい、金ばかりかかるダムを作ることもない、ましてウランによる核融合も必要ない、風だけが頼りの発電所なのである。

しかし、何もしなくていいわけではなく、結構なランニングコストがかかるとのこと。また、風が吹かなければ当然プロペラも回らないので電力も安定しない。電気をためておければいいのだが、これも短時間に限られる。ちなみにプロペラの先端速度は時速200kmを超えるため、渡り鳥がぶつかって死んでいるという話も聞いた。どうやらいいことばかりではないらしい。

原油価格の高騰が叫ばれる現在、日本のエネルギー問題は深刻さを増している。
環境に与える負荷を削減しながら、エネルギーをどう自給していくかは最大の課題だ。たとえ「風の谷のナウシカ」のようにはいかなくても、国民一人一人が考えていかなければならない。

丘の上に聳え立つプロペラを見ながら、ふと思った。

社会・経済研究科 | 2008/09/19(金) 07:21 | Trackback:(0) | Comments:(0)
第25回航空ページェント

14日、丘珠空港で2年振りの航空ページェントが開催された。
秋の青空の下、9時30分に会場到着、すでにかなりの人で混雑していた。

地上展示のほか、毎度おなじみのアクロバット飛行や編隊飛行など、それほど間隔を空けずに次から次へと楽しませてくれる。
数日前に起きた事故の関係でF−15イーグルは残念ながら不参加となったが、F−16Cファイティングファルコン、FA−18Cホーネット、P−3Cオライオン、F−4EJファントム、F-2Aヴァイパーゼロなどの名機が上空を駆け抜けていく。

何といっても圧巻は、ホーネットのデモンストレーション飛行。急上昇と急降下を何度も繰り返す。いつもながらものすごい爆音だ。また、短い滑走路にもかかわらず「タッチ&ゴー」(滑走路に着陸してすぐに飛び立つ技)も披露してくれた。

それにしても、ファントムなど30年以上前の戦闘機がいまだに現役で使われていたことは驚きだった。ミサイル戦略が中心の現代、戦闘機同士の空中戦などすでに起こり得ないことを象徴しているのかもしれない。

内容的には千歳航空祭に勝るとも劣らないもの。終わったばかりだというのに、もう2年後が楽しみなのは私だけであろうか。


IMG_1106.jpg
アクロバット飛行の一コマ。大丈夫と思いつつもハラハラする。

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往年の名機ファントム。まだまだ現役とは恐れ入る。

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対潜哨戒機P−3Cオライオン。潜水艦キラーとして有名。

IMG_1185.jpg
夕日を背に、ホーネットが爆音とともに駆け抜ける…。

社会・経済研究科 | 2008/09/14(日) 23:50 | Trackback:(0) | Comments:(0)
衣食足りて礼節を知らず
「衣食足りて礼節を知る」という言葉がある。
先日、仕事関係の方に教えていただいたのだが、人間は生活が安定して、はじめて礼儀をわきまえるようになるという意味だという。今の日本に衣食が足りない人間はいなくても、世界中を見渡すと衣食どころか住むところさえままならない人たちがいる。改めて心に響く言葉だと思う。

最近、ほぼ毎日ペースでブログの更新を行っている。見ての通りのブログであり、コメントはほとんどないのだが、たまにアダルト系の書き込みがされていることがある。

こうしたコメントは直ちに消去しているが、とても子供に説明できるような内容ではない。書き込みしている人間も顔が見えないから恥ずかしくないのであろう。実にくだらない。

どこの、誰が、何の目的で、仕事なのか、趣味なのか、何もかも全くわからない。わかることといえば、その人がパソコンを持っていて、インターネットに接続している人だということくらいしかない。

挨拶もなければ、礼儀のかけらもないこうしたコメントを削除しながら、毎回虚しい気持ちになる。
もし「衣食足りて礼節を知らず」とすれば、もはやこれは人間の仕業ではないのかもしれない。

本当に情けない…。

社会・経済研究科 | 2008/09/05(金) 05:41 | Trackback:(0) | Comments:(0)
国益って何?
1日、福田首相が辞任した。
21:30からの会見を見ていたが、言葉の節々から民主党のせいでうまくいかなかったと見てとれる。

農林水産大臣の事務所費問題が明るみに出たばかりであり、これでは次の国会は乗り切れないと判断したのだろう。福田首相がどうこうというより、これは自民党の問題である。

一方で、野党にも脛に傷を持つ政治家はたくさんいる。ただ、与党じゃないから好き勝手に言えるだけの話。民主党が政権を取れば、今度は自民党からの攻撃を受けることは間違いない。

今の日本には、食料自給率やWTO交渉の問題はもとより、中国との東シナ海を巡る問題や北朝鮮の拉致問題など外交上の課題が山積している。国内で足の引っ張り合いをすればするほど日本は国際社会のテーブルから完全に取り残される。この日本のアホな状況を諸外国は喜んで見ていることだろう。
アメリカの真似をして、小選挙区制を母体とした二大政党制を目指した結果がこの有様だとすれば、何とも情けない。

国益って一体何なのだろうか?今のままでは完全に「国損」である。どの政党が政権を担うのかということよりも、いま国家として何をなすべきなのか考えなければならないのだが、残念ながらこの状況じゃ無理かもしれんな。

社会・経済研究科 | 2008/09/02(火) 07:28 | Trackback:(0) | Comments:(0)
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